注目の記事 PICK UP!

初詣「ベビーカー自粛」論争。「差別誤認」はなぜ起きたのか?

初詣「ベビーカー自粛」問題で議論は二転三転。

新年早々、ネット上で論争にまでなったというのが、こちらのニュースである。

初詣ベビーカー自粛要請で大騒ぎ 「差別」批判へ寺側の意外な言い分”

このニュースを聞いたとき、相変わらず子供を育てにくい社会であり、この国の常識はいつからこうなってしまったのかといつもの暗い気持ちがわきおこってきた。電車内でのベビーカー論争、子供の声が煩いと保育園建設反対議論、等々、あまりに一方の立場での見方しかできない事例が多すぎる。かつては自分もベビーカーに乗る子供だったことを、そして事故や病気、加齢で誰でも車椅子を使う生活になる可能性があるということを想像できないのだろうか?

と、思ったら、事実は異なった。

そもそもは、この寺はベビーカーに配慮した参拝を進めてきた寺だという。混乱が起きないよう、ベビーカー専用の参拝通路をつくっていたら、そこに割り込む参拝客が増え、最悪なことに怪我の事故までおきてしまったのだという。(上記の記事より)その上での苦肉の策だったわけだ。

では、なぜ、このような騒動になってしまったのか?

この寺がだした看板、ベビーカーでの参拝自粛要請、という言葉だけがネットで瞬く間に出回ってしまったからである。著名人がツイートすることで拡散が大きくなる。

確かに、この言葉だけを見ると、それは配慮がないと声をあげたくなる。しかしそれは、結果としてそうなってしまったという、ある一面でしかない事実だ。それまでの経緯に注視することなく、ある部分をとりあげることの危険性を感じる事例である。

ネットの時代。自分の身を守る必須のスキルとは?

テレビニュースの場合、複数で取材をし映像と記事で伝えていくが、限られた時間内という制約のため、多くの事実を捨てて伝えなくてはならない。新聞や雑誌媒体でも限られた字数のために削除される事実はまた多数である。マスメディアで伝えられている事実は、ある一部でしかないのだ。受け取り手は、もっと別の事実もあるのかもしれない、という疑問を常に持つ必要がある。しかし、受け取り手の多くはそれだけだと素直に受け取ってしまう。

ではネットの場合は?

玉石混交、実に多くの情報があふれかえっている。その情報が正しいのか事実なのか曖昧に混在する中、やはり個人が判断していくしかない状況である。コピペだらけの、しかもコピペ元の情報も不確かなニュースだらけのキュレーションメディアが相次いで閉鎖されたことは記憶に新しい。

私も、発信力のあるジャーナリストのツイートやFB記事はフォローしているが、それは事実ではないのに取り上げている、とたまに発見することがある。

簡単に発信できるからこそ、より慎重に、そしてそれは事実なのか?ということを充分に見極めながら使わなくてはならない。多くの溢れかえる情報とともに生きていかなくてはならない以上、メディアリテラシーは個人の責任で鍛えるしかないのである。自己を守るために。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

関連記事

  1. タイのプミポン国王のご崩御に関しての感慨

  2. 【国際ガールズ・デー】世界の女性に希望を与えるための100の方法

  3. 新型コロナウィルスから身を守るために

  4. 安室奈美恵の引退に思う、女性が生き方を選ぶということ

  5. 進次郎と滝クリの結婚が残念なワケ

  6. 【Girl Power Medical】子育て中の孤独と不安を脳科学で解明する

  7. 「トランプ勝利」を6月の時点で予測できていた理由

  8. 北朝鮮が崩壊したら半島はどうなるのか、見てきた僕が考えてみた。

  9. 【マスコミが伝えない小池塾】4000人の一体感と小池百合子氏の魅力

人気記事

Girl Powerを無料で支援!

ガールパワーをご支援ください。無料のメルマガに登録して購読するだけで支援になります。

登録はこちらの登録フォームから

無料でガールパワーをサポート!

ガールパワーをご支援ください。無料のメルマガに登録して購読するだけで支援になります。

登録はこちらの登録フォームから

最近の記事

ピックアップ記事

  1. 平愛梨の関白宣言理想論の問題は、問題視しすぎるあなたかも。
  2. 10歳で花嫁にされる?ーーパキスタン映画『娘よ』
  3. 女性の心と身体(3)女性医療は「ビキニ医療」だった…..対談:対馬ル…
  4. 【森本千賀子インタビュー】女性活躍推進の時代、自由に生きたい女性はエグゼクティブ…
  5. 【森友学園問題】忖度こそ民主主義の本質である。
  6. なぜ女は子供を産みたいと思うのか
  7. 思考は現実化しないし、引き寄せの法則は機能しない
  8. みなさん“恋”していますか?ミセスの恋事情。
  9. 女性活躍推進の「見えない壁」とハイスペック女子問題
  10. 小池百合子氏のような、最強直感力はどうやって鍛えられるのか?

女子論

PAGE TOP