ついに出てきたアンチ・エイジングへの批判。
「アンチエイジングとアンチ・アンチエイジング」
キョンキョンこと小泉今日子氏が、「アンチエイジングは大嫌い」と、ある対談で本音を語ったそうだ。
とうとう噴出してきた感のある、アンチ・アンチエイジング。
アンチ・アンチエイジングの主張は、一言で言うならば、年齢相応が良い、ということのようだ。
これを機に、アンチ・アンチエイジング派が増えてきそうな気配も感じるが、その前に記しておきたいと思うことがある。
実際のところ、これらはどちらも結局、同じことを言っているように見える。
何が同じかと言えば、老けて見えても良いとは言っていない点が同じなのだ。
年齢相応だろうが、年齢より若く見えようが、そもそも他人の年齢は1歳も違わずわかるものではない。
他人がどう見えるかという判断は、自分や自分の周りにいる見慣れた人と比較して検討をつけているに過ぎないのであって、そういう意味で基準が人それぞれである以上、つまり相対的なものである以上、目の前の人が何歳に見えるかというのは、ほとんど意味をなさないように思う。
女性の輝き。それは見た目年齢ではなく、カッコよさにある。
何歳に見えるか、というのが問題なのではなくて、実は本質的にこだわっている点は、アンチエイジングの人たちも、アンチ・アンチエイジングの人たちも、輝いているか?という点にあると思う。
この、輝きが、実年齢より若く見えることだと考える人と、年相応に見えることだと考える人がいる、という違いに過ぎず、結論としては、どちらも、輝きを身につけたいと考えていることについては同じであって、美しくなくて良い、
と言っているのではないことは、押さえておきたいポイントだと思うのだ。
また、ついでに特記すべきは、最近の女性が目指している輝きというのは、カッコイイ美しさであるということだ。女性性の台頭は、女々しさの拡大ではなく、男性のようになることでもなく、女性ならではの潔い格好良さによって、
前進している。
いくつに見えるかにこだわって女同士で分裂するより、カッコイイ女を目指すことで、女子力を拡大して行こう!