注目の記事 PICK UP!

トランプ勝利。女に支えられた男は強く、男に支えられなかった女は・・・

トランプ氏が、ヒラリー氏を破ってアメリカ合衆国新大統領となることがほぼ決定。(11月9日16時35分現在)

トランプ氏はいうまでもなく実業家であり、世界に豪華ホテルやカジノホテルを有する不動産王であり、人気の冠テレビ番組を持ち、移民政策で物議を醸し女性蔑視発言も行ったテレビの達人であり、政治素人です。

対するヒラリーは、弁護士であり政治家であり、1993年から2001年までアメリカ合衆国のファーストレディであり、上院議員や国務長官も務め、「ガラスの天井」との言葉を使ってきた女性です。彼女は、ガラスの天井があると知るからこそ、夫ビル・クリントンの大統領選において、「ヒラリー・クリントン」から「ヒラリー・ローダム・クリントン」とミドルネームを入れ、ファーストレディとして社会保障問題に取り組み、夫の不倫問題もさらりと片付けた女傑でもあります。

ここまで経歴の異なる2人の大統領選において最大の違いは何だったでしょう。

それは、「女に支えられている男は強い、男に支えられている女は強い」と私は繰り返し伝えてきましたが、それが顕わになった選挙戦でもあったということです。

トランプ氏は酷い女性蔑視発言を行ったにもかかわらず、彼の美しい妻と娘は彼を支持し、選挙戦終盤には美しいお嬢様が州民から強い支持を得ています。

比してヒラリー氏は、多くの著名人を集会に招きながら、終盤にはビル・クリントンの応援演説はみられませんでした。彼はいまでもアメリカでは絶大な人気を持つ演説の達人であるにもかかわらず、です。(ビルが応援に立たなかったのが健康上の理由かいかなる理由からであっても「表で応援しなかった」という事実です)

一番身近な家族という女性たちに支えられたトランプ氏は強く、一番身近な夫に支えられなかったヒラリー氏は弱かった。というのもこの選挙戦の一面です。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

池内ひろ美

1961年生まれ。夫婦・家族問題評論家。家族問題コンサルタント。日本ペンクラブ会員。八洲学園大学教授(女子学・家族論)。
一般社団法人日本女子力推進事業団(Girl Power)代表理事。内閣府後援女性活躍推進委員会理事。一般社団法人全国危機管理推進事業団理事。一般社団法人国際教養振興協会顧問。
所属:よしもとクリエイティブ・エージェンシー

■著作
『とりあえず結婚するという生き方』ヨシモトブックス
『大好きな彼に選ばれるための25の法則』スターツ出版
『結婚の学校』幻冬舎
『妻の浮気』新潮新書
『良妻賢母』PHP新書ほか(31作品)

関連記事

  1. 素敵になりたいならば投資せよ

  2. 小池百合子マジックに三度目はあるのか?

  3. ビビアン・ハー来日講演 FUTURE LEADERS DESIGN LAB

  4. 外見も性格も年収も悪くないのに、彼女ができない本当の理由

  5. 新型コロナウィルスから身を守るために

  6. 台湾の同性婚合法化審議と仏パックスと日本の現状

  7. 「トランプ勝利」は「男の時代」の終わりの始まり。

  8. 【国際ガールズデー特集】男前女子は人を魅了する!

  9. 【森本千賀子インタビュー】女性活躍推進の時代、自由に生きたい女性はエグゼクティブ女子を目指せ!

人気記事

Girl Powerを無料で支援!

ガールパワーをご支援ください。無料のメルマガに登録して購読するだけで支援になります。

登録はこちらの登録フォームから

無料でガールパワーをサポート!

ガールパワーをご支援ください。無料のメルマガに登録して購読するだけで支援になります。

登録はこちらの登録フォームから

最近の記事

ピックアップ記事

  1. 新型コロナウィルスから身を守るために
  2. 「大人の恋」の難しさ:渡辺謙氏
  3. 電車で化粧はみっともない?東急電鉄広告炎上事件を考える。
  4. ルペン敗北はほんとうにフランスの良識の勝利だったのか?
  5. 【森友学園問題】忖度こそ民主主義の本質である。
  6. 中高生がハマる昭和歌謡の変遷と女性の社会進出
  7. 西野カナの曲は女子力を上げるのか?
  8. 【国際ガールズ・デー特集】女性が自由に生きる街・シンガポールの「当たり前」。
  9. 痴漢冤罪を仕掛ける女子高生グループの実態
  10. ナイジェリア代表を救った高須院長の話を「美談」にできない理由

女子論

PAGE TOP