この度、ガールパワー専務理事の大野理恵さんからご指名を受け、「サイエンス」カテゴリーのコラムを担当することになりました藤原です。どうぞよろしくお願いします。
ご指名を受ける際に理恵さんからAI*の専門家として『AI×女子力』みたいなテーマでコラムを書いて! と言われ、私の頭の中が「???」でいっぱいになりました。しかし、理恵さんと打ち合わせをする過程で色々と面白いテーマを思いつきましたので数回に分けてコラムを書かせて頂きます。
※AI(Artificial Intelligence)=人工知能
最初のテーマは、「IT*において理系女子よりも文系女子が最強説?!」
(今回は、AIに関する記事ではありません。最後の回でAIに関連した記事を書く予定です。)
※IT(Infomation Technology)=情報技術
私は、工学部・情報科学系の大学・大学院を卒業していますので所謂、理系男子です。そして同級生である友人には理系女子がいますがごく少数です。その割合は9:1くらいでしょうか。
なんとなく「理系は男子」「文系は女子」という固定概念を持ってしまいますが、一般的な「理系/文系」「男子/女子」の特性から言うと決して間違ってはいないような気もします。
その特性とは、あくまでも統計的に、
理系(男子的):『ロジカル的』な思考が得意(結果は一つのみ)
文系(女子的):『感性的』な思考が得意(結果は複数でもOK)
ではないでしょうか。
ここでもう一つ「男子/女子」の特性について起案します。それは「働き方」についてです。
男子:集中力がありパワフルである(短距離ランナー系)
女子:真面目で安定感がある(長距離ランナー系)
これは私が15年間の経営経験から多くの社員を見てきた考えです。
※社員として「男子/女子」どちらが良いかという指標ではありません。
さて、今回のテーマを書くための素材がテーブルに上がりました。
ここで本題に入りたいと思います。
私が経営する会社はIT会社で、自社サービスを開発し、長期的な視点でビックビジネスを狙っています。社員の多くがエンジニアです。現在、全員が理系男子です。経営者である私にとって優秀なエンジニアの雇用は最重要課題です。
『優秀なエンジニアの雇用』≒『スーパーエンジニアの雇用』
ここで言う、スーパーエンジニアとは、年収2千万円以上稼ぎ出すエンジニアと定義します。滅多にお目に掛かりませんが… (私は、エンジニア出身なのでこの概念に当てはめると昔は、スーパーエンジニアという分類でした。今はエンジニアは引退してます。)
一般的にエンジニアという職業は、
■PM(プロジェクトマネージャー):管理
■SE(システムエンジニア):設計
■PG(プログラマー):開発
に分かれ作業分担してシステム開発を進めます。
年収ベースでいうと、
■PM:800~1000万円
■SE:500~800万円
■PG:300~500万円
が目安になり、働き方は労働集約型(1人月いくら?)です。
億を稼ぎ出すスーパーエンジニアは、理系より文系?
スーパーエンジニアになるためには、エンジニアとしてのこれら一般常識を打ち破らないと年収2千万円以上を稼ぎ出すことはできません。所謂、『ロジカル的な思考(理系的思考)』を持っている限りはこの壁を乗り越えることは困難です。
10年前にこんなことを聞いた事があります。
ITの聖地シリコンバレーには億を稼ぎ出すエンジニアが沢山いて、実は、「理系出身者」より「文系出身者」の方が多い。『ロジカル的な思考』では決して書けないプログラムコードを『感性』で書いてしまう。実は、エンジニアは、「理系出身者」より「文系出身者」の方が向いているんだよ。
なるほど…と思いました。
そして今でも私の中でこの考えは正しいのではないかと思っています。私の経営経験の中ではまだ実証は出来ておりませんが。機会があればチャレンジしたいと思っています。
さて、長々と書いてきましたが、私が今回のコラムで伝えたい結論が見えてきました。
スーパーエンジニアになる重要な資質は、『感性』が人一倍溢れていること。この観点からの結論は、『理系よりも文系』である。またビッグビジネスを狙うためには『長期的』な特性が要求されます。この観点からの結論は、『男子よりも女子』という事になります。
すなわちエンジニアとして「理系男子」「文系男子」「理系女子」「文系女子」の中で誰が一番最強であるのか?もう言わなくても分かりますよね。
文系女子よ!エンジニアにチャレンジしよう!
ITにおいて「文系女子」が最強!!!かも♪
みなさんの周りに「文系女子」のエンジニアっていますか?私は残念ながらまだ出会ったことがないです。
「理系女子」がエンジニアである事は普通なことです。過去に「理系女子」のエンジニアを雇用した経験があり優秀であった記憶があります。それを超えるかもしれない「文系女子」のエンジニア。いないのであれば、創造(教育)すればいいだけの話です。今の私の経営状況・経営経験であればチャレンジできるかもしれないと真剣にそう思っています。
「文系出身者の私がエンジニアなんて無理…」なんて決して思わないでください。「理系女子」と言われる方も所詮、大学時代の4年間程度勉強しただけです。やる気があれば何歳からでもチャレンジできます!
この記事を読んで頂いた方で「文系女子」だけどエンジニアへの転職の熱意がある方はいつでも藤原までご連絡ください。一緒にチャレンジし「文系女子」最強説を実証しましょう!
次回コラムのテーマは、「女性にとってエンジニアという職業は最適説?!」です。