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ミセス・ワールド世界大会に出場して見えた「日本女性の課題」

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山口真紀
ガールパワー・プロジェクト・リーダー 外資系企業ブランド・マネジャー 希望の塾(通称・小池塾)一期生。

小池塾と美人コンテスト世界大会の意外な関係

小池塾とは一見関係のなさそうな話題だが、どうしても共有したく、番外編として執筆する。

10月31日~11月4日、韓国で開催された-『ミセスワールド世界大会』に出場した山口の所感。あくまで、山口個人の感想であるので、様々ご意見あるだろうが、ご容赦いただきたい。

山口自身は日本代表として、ミセスワールド世界大会に参加した。入賞こそはかなわなかったものの、日本代表選抜から世界大会出場準備から世界大会に至るまでの、何にも代えがたい経験とそのプロセスは、これからの日本をよりよく、より楽しくするための糧になると信じている。

1つの成果が、『日本の女性にはまだ次のステージがある。』と思えたことである。

日本は経済面では先進国メンバー入りをしているが、まだまだ、本当の意味での先進国には程遠いと感じた。それとともに、リンクしたのが、第1回目の希望の塾(小池百合子都知事が塾長を務める政治塾。通称「小池塾」)での小池氏の発言である。

『こんなにも女性の力を台無しにしている国はない!』

小池氏は、先月の10月に世界経済フォーラム(World Economy Forum) より発表された、“Tne Global Gender Gap Report”から引用し、説明を続けた。

“144か国のうち、日本は111番目。日本のスコア2006年の0.645からは微増だが、プラス成長し2016年に0.660になるも、ランキングは、80位(2006年)から30ランク以上ダウンし111位(2016年)。

これは、どういうことか。

日本でも近年盛んに女性活躍推進の施作がなされている。しかし、他国と相対的に見た時に、遅いということ。もっとスピード感を持って施作を進めていかなければならないということだ。

ここにレポートからの抜粋で、日本が所属する東アジアパシフィックのランキングトップ10を掲示する。

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フィリピンが1位であり、何と世界においても堂々のトップ10位入りをしている。

ここで、日本とフィリピンの個別のレポートを比較してみたところ、フィリピンの方が、”Economic”とそして特に”Politics”のIndicaorがハイスコアであった。

課題はやはり、女性活躍なのは確かであろう。そして、確かに小池氏が指摘するように多少スピードは遅いかもしれないが、日本でも近年女性活躍推進の動きは目に明るいものである。

それでは、果たして何が課題なのであろうかと、山口自身、会社勤めをする女性としての目線で考えてみた。

確かに、企業はこぞって女性の管理職、要職の登用を推進している。しかしながら、どうやら片手落ちのようなものを感じるのである。

  • たとえば、2014年12月に電通総研が行ったリサーチによると、「管理職になりたいと答えた女性は、わずか7%」(20-59歳女性 3700名対象)。そして、2015年5月にプレジデント社による調査では、「管理職になりたくない・興味がないと答えた女性、82%」(女性一般社員250名)。同調査の中でその理由をみてみると、
    -家庭と両立難しそう
    -責任が増えるだけでお給料は上がらない
    -キャリアパスに管理職がなかった
    -女性の管理職がいないから
    -出世したいと思わない
    -現在の仕事量で十分
    -管理職の人たちが魅力的じゃない
    -拘束時間が長くなる
    -現場が好きだから
    といったものである。
  • ここに、山口は、一つの“呪縛”のようなものを感じるのである。
  • “仕事か家庭かという二者択一の呪縛”である。この“呪縛”が女性の中にある限り、国や企業の施策に、女性自身のマインドチェンジが追いついてはいかず、施策は空回りし、小池氏の言うスピード感のある変革に向かないのではないかと山口は思う。

そして、山口もまたその“呪縛”にとらわれている女性としての例外ではないと、今回のミセスワールド世界大会を経て気づいた。

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山口は、現在38歳、結婚して12年経ち、子供はいないが家庭と仕事を両立させ、プライベートや趣味も含めて充実したアクティブなミセスで、こういったミセスが増えることで日本が元気になると思っていた。だから、日本のミセスを代表して世界大会へ出てみようとも考えたわけだ。

世界大会は5日間にわたって開催され、その間、すべてのスケジュールと3食、寝床までも共に行動する(2人相部屋)。その中でいろいろなおしゃべりを通して感じたのが、多くの女性が、使命のような人生のテーマを持って活躍しているということ。

例えば、ロシア代表のYulia、彼女は1児の母であり学校の先生で、業務とは別で子供たちが異文化理解を深めるための教育活動をしている。異文化理解を深めることが世界の平和につながるのだという。一方で、山口はどうであったか。おそらく「家庭と仕事両立していて頑張っています!」という、“呪縛”に縛られたオーラを出していたのであろうと思う。

とても悔しいが、世界のトップ入りを果たした女性たちよりも、山口含め私たち日本人はまだ一段下のステージにいるようにも感じた。逆に言えば、この「仕事か家庭か?」という二者択一の“呪縛”から解放されれば、まだ次のステージがということである。

二者択一の“呪縛”からの解放!日本の女性はもっと欲張っていい!

女性自らが、この“呪縛”から、解放されることが女性活躍のキーになるのではと山口は思った。そして、そのためにはパートナーをはじめとする男性の協力が不可欠。ただ、パートナーや周囲の男性の協力を得られるように促す一歩も女性のマインドチェンジ次第だと山口は思う。人や環境を変えるより、自分の気持ちや行動を変える方が、はるかに簡単であるから。

さぁ。日本の女子たち、もっと欲張って生きていこう!

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山口真紀

山口真紀

MAKI Yamaguchi
1978年 山口県生まれ B型
2000年に九州大学工学部を卒業し、外資製薬メーカーに営業職(MR)として入社、その後市場調査、ポートフォリオマネージャーを経験し、現在、同社にて医療用医薬品担当ブランドマネージャーを務める。
2009年より明治大学専門職大学院グローバルビジネス研究科に夜間留学し、2011年3月に卒業(MBA修士)
ミセスワールド2016日本代表として活動中

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