4000人になった小池塾
2016年12月10日,
都内ホテルにて開催された、「希望の塾」(通称:小池塾)第3回目の講義。第3回目は、今までの2回とは異なるものだった。それは2つの意味で。
1つは運営方式。今までは、(おそらく全4回の)入れ替え式での開催で、そのため講義の時間は、2時間程度。今回は、同一フロアに「希望の塾」塾生全員が集まり、午後いっぱいを使っての講義。第一期というのか、初回の応募での塾生に加え、今回は追加で応募された塾生が加わり、約4000人が一堂に会す運びとなった。それはもう物凄い人だった。
もう1つは、具体的な選挙出馬についての言及が多かったこと。山口は、今のところ考えていないが、立候補をエンカレッジする言葉が多かった。事実、講義の後には、「都議選対策講座」および「政策立案部会」の設置と、募集が出ている。
あなたについていきたいと思わせる。
今回の連載記事では、小池氏のかっこよさについて書いてみたいと思う。いくつかの報道でもあったかと思うが、会場で、小池氏が登場すると、
「百合子っ!。百合子っ!。百合子っ!。百合子っ!。・・・・・」
百合子コールが上がる。山口にとっては、少し不気味にも感じた。何かファンクラブのような。山口は、政治家のパーティなどに無縁であるので、この光景が当たり前なのか、不気味と感じても良いものか判断しかねたが、率直に不気味な雰囲気であった。少なくとも、山口の周囲に座っている他の塾生の反応も似たような感じであったことは、観察された事実である。
それはさておき。山口も、百合子コールまではしないまでも、講義を聞くほど、「百合子さん、あなたと一緒に、社会を変えたい」、そう思う。前回第2回の講義では、VTRでの登場で、そこまで強い熱意を感じなかったのは正直なところであるが。。。今回は、4000人が一堂に会すという規模間、一体感などあいまって、ますますそう思わされたのかもしれない。
今回、小池氏が1時間弱の講義の中で、3回(山口が聞きおぼえただけで)、口に出した、
「仲間が必要なんです。」
彼女は、講義で彼女のビジョンを示し、説明し、私たちに夢を持たせ、そして、「仲間が必要です」と語りかける。山口も選挙に出馬せずとも、仲間になりたいなと思った。
そんな風に我々に思わせる小池氏の魅力というか、からくりというか、それは何なのか?
山口が感じたのは、
男にはない潔さと斬新さ。
小池氏は、言った。
「小池さんって記憶されなくてもいい。2020年の東京オリンピックを機に東京がよくなったよねと、人々が思ってくれたら。」
そう。そういう潔さ。では男性が、「僕は名を残したいんだ!」と公言をするかといえば、そんなお子ちゃまなことはしないだろうが、多くの男性政治家の発言の端々に、自分の名前を後世に残したいという何か意思を感じて仕方がない。これは山口の感想だが。そう感じている方々も、多いのではないだろうか?
そして、第1回の小池塾レポートでも触れたが、目線を聞き手に合わせて話してくれる。難しい言葉を使って、自分の知識や権威を見せつけるのではなく、優しい、平易な言葉を選んで、または、変換して、問いかける。そう、問いかける。彼女は、横に広い会場で、端から端まできちんと一度は目線を送る。まるで、訓練されたアイドルのように。
更に、程よい横文字。彼女の横文字は、「何か新しいことに取り組んでいくんだ。」そう感じさせる。クールビズもそうだったが、今回は道路に関する3つのエム(M)について、言及していた。
Maintenance:インフラが老朽化しているためにメンテナンスが必要である。
Michi-no-Eki:道の駅を整備していくこと。
Mu-Denchu-ka:災害に強い都市にするために、無電柱化を推進すること。
山口が、女であるために、同性の小池氏に共感するのかもしれないが、小池氏の潔いかっこよさについて、世の中の方々はどう思われているのだろうか。
メディアが作り出すの「小池塾」のイメージと実際のギャップ
正直、「希望の塾」に関しての、メディアの報道は嫌いだ。今回の第3回からは4000人という数の人間が集まっているにも関わらず、単一的な集団としてそれを報道している体制に。今回、比較的講義の間の時間があったため、近くにいらっしゃる塾生さんと会話を交わしてみた。4,5人話したが、立候補を考えている人は、ゼロであった。
類は友を呼ぶというのか。まさに山口が考えている「希望の塾」への参加理由と同じ。
- 仕事(コンサルやマーケティング関係)をしていく上で、世の中で話題になっている小池塾を体験・体感したい。
- (必ずしも政治家にならずとも)何か世の中に役に立つことがあるかもしれない。
- わくわくしたい。
- 入塾料50,000円(女性は40,000円)で、こんなにたくさんの方の講義を聴けるのはお得。(本当にその通りである)
山口が、声をかけやすいタイプの人間にしか声をかけていないので、偏りはあるだろうが、一つ言えるのは、山口のような部類・種類の人間も一つのカテゴリとして存在するであろうということ。
ファンクラブ感覚のお茶目な仕掛け?塾生カード
今回、塾生カードなるものが発行された。ますますファンクラブ感が止まらないが。個人的には、こういうお茶目なところも小池氏がリーダーとして慕われるのかもしれない。ちなみにICチップや、QRコードなどはついていない。次回は、この塾生カードを携えて講義を受講し、もっと多くの(自分とは異質の)塾生と意見交換をしてみようと思う。