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Child Marriage 映画『ソニータ』

児童婚(Child Marriage)という言葉を聞いたことがあると思います。女の子たちの尊厳が守られない大きな問題のひとつであるとの認識を持つ方も多いことと思います。
が、日本に住む私たちにその実感を持つのは難しいものです。

映画を通して、私たちはまだ知らなかった現実を「知る」ことができます。
Girl Powerでいつも伝えていることでもありますが、私たちが同じように経験することはできなくても、知ることができ、共感することができます。

アフリカの一部では今でも麻酔も消毒もなく女の子が割礼を行う風習があります。それを私は映画『デザート・フラワー』で知りました。

映画『ソニータ』では、兄の結婚資金を得るために妹(ソニータ)が花嫁として売られるーー私は家畜ではない一人の女の子だ!と、アフガニスタン難民のソニータがラップに乗せて伝えます。
「知ってほしい、こんな現実があるんだ」
ウエディングドレスを着る彼女の額には、花嫁として売られる金額9000ドルのバーコートが印字されています。

 

『デザート・フラワー』・・・砂漠で生まれた裸足の少女ワリスは、世界的トップモデルへと成長しています。
『ソニータ』・・・ソニータは今アメリカに渡って勉強しています。

映画『ソニータ』

わたしの値段は9,000ドル。家族のために結婚を強いられる魂のラッパー、ソニータは歌い、自らの運命を変えていく――

アップリンク渋谷上映スケジュール

日本での『ソニータ』ビジュアルイメージ作成のお手伝いをさせていただきました光栄に感謝を込めて。

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池内ひろ美

池内ひろ美

1961年生まれ。夫婦・家族問題評論家。家族問題コンサルタント。日本ペンクラブ会員。八洲学園大学教授(女子学・家族論)。
一般社団法人日本女子力推進事業団(Girl Power)代表理事。内閣府後援女性活躍推進委員会理事。一般社団法人全国危機管理推進事業団理事。一般社団法人国際教養振興協会顧問。
所属:よしもとクリエイティブ・エージェンシー

■著作
『とりあえず結婚するという生き方』ヨシモトブックス
『大好きな彼に選ばれるための25の法則』スターツ出版
『結婚の学校』幻冬舎
『妻の浮気』新潮新書
『良妻賢母』PHP新書ほか(31作品)

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