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新年だから考えたい。次世代の“豊かに生きる”とは | Girl Power Insight

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新年だから考えたい。次世代の“豊かに生きる”とは

“次世代の豊かさ”について考えてみる

よく言われるような、「いくら金や権力があっても、心が貧しいものは、豊かとはいえない」などといった安っぽいことはガールパワーインサイトでわざわざ記事にするつもりはないのは、皆様お察しのことと思う。この記事では、“次世代の豊かさ”について考えてみたいのだ。

日本は、戦後のモノがない時代から、目覚ましい経済復興を遂げ、モノであふれるようになった。そして、お金を出せばモノが手に入る時代となり、物質的に本当に豊かになった。そして我々は言い出した、「心が貧しい人間は豊かとはいえない」と。心が豊かとはいったい何だろうか? 家族に囲まれること? 信頼できる友や仲間がいること? どれも大切だ。しかし、それさえ満たされれば、この先も、本当に物質的にも精神的にも豊かさで、満たされると言ってよいのだろうか?

さて、ここで、ふと思うことがある。アメリカの心理学者アブラハム・マズローの「欲求5段階説」である。低層にある欲求が満たされると、より高層の欲求を満たしながら、人間は成長していくのだという。ちなみに、ガンジーやマザーテレサは、この5段階の更に上に存在する「自己超越(Self-transcendence)」という段階に達しているのだそうだが、人間の2%しかいないらしい。

さて、本題に戻ると、つまり、物質的に満たされた我々は、安全欲求を満たされている。そして、秩序社会に所属し、家族や仲間に囲まれて、会社や社会の中での自身の役割や価値をわかっている現在の我々日本人は、社会的欲求(集団への所属、仲間を求める)・承認欲求(他者から認められたい、尊敬されたい)を満たし、満たされたく生きているのではなかろうかと。さすれば、次世代の欲求は、自己実現欲求であろう。自己実現欲求という日本語が少しわかりにくいので、解説を加えておくと、下層の4つの欲求を満たしながら、自己を実現していく、つまり、自身が持つ能力や技術を最大限に活用し「自分のなりたい像」を実現していく、これは、成長欲求とも呼ばれている。これが、“次世代の豊かさ”につながるだろうと山口は考える。

では、それは具体的には、どういう生き方なのか?

人間は、個人であり、家族の1人であり、社会に属する1人である。モノもお金も必要。懸命に働くことも、心が満たされることも大切。家族も大切、友達も、同僚も、仲間も、そして自分自身も大切である。そう。こういったいろいろなもののバランスを、自分自身でコントロールしながら、自分のなりたい姿を目指して生きることではなかろうか? もちろん、そのバランスは人それぞれであろう。

ポイントは、「自分で」というところ。

つまり、自分自身の人生に対して、きちんと「オーナーシップ」を持って生きる、ということであろう。それは、どんな立場であろうと。母であろうと、父であろうと。専業主婦だろうと、ワーキングウーマン、ワーキングママだろうと。エリート会社員だろうと、フリーターであろうと。「1人の人間として」である。

そのためには、我々が人生の中で、1秒単位で無意識に行っている決断という行為が重要になってくる。例えば、この人と結婚すべきか否か。会社を変わるべきか否か。独立起業すべきか否か。といった、わかりやすく人生を大きく変えそうなものから、自動販売機でお茶1本どの銘柄を買うのかとか、山手線の電車を待つ30秒をどう過ごすのかといった事も、決断の1つである。

この無意識に行っているものを含めた毎日の決断。ここに、自分自身のライフテーマがあると、その決断を通して、1秒1秒を自分のモノにすることができ、自分で選んだ1秒を生きることになる。そして、それはつまり、人生にオーナーシップを持って、毎日をより豊かに生きることができるのではないだろうか? そしてそれが、次世代の“豊かさに”つながるのではないだろうか?

Live YOUR OWN Life.ライフテーマを持ってみよう。

「人々がより豊かに生きるために」を、山口のライフテーマとして掲げてみたい。皆様はどんなテーマをお考えになるであろうか?2017年も新たに始まり、1年のテーマを考えてみるのはいかがだろうか?

 

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山口真紀

山口真紀

MAKI Yamaguchi
1978年 山口県生まれ B型
2000年に九州大学工学部を卒業し、外資製薬メーカーに営業職(MR)として入社、その後市場調査、ポートフォリオマネージャーを経験し、現在、同社にて医療用医薬品担当ブランドマネージャーを務める。
2009年より明治大学専門職大学院グローバルビジネス研究科に夜間留学し、2011年3月に卒業(MBA修士)
ミセスワールド2016日本代表として活動中

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