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【女性活躍推進の見えない壁】食器を洗う男、洗わない男。その違いを生み出すものとは?

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竹井善昭

プロデューサーGirl Power
ガールパワー・プロデューサー 株式会社ソーシャルプランニング代表取締役 マーケティング・コンサルタント メディア・プロデューサー

我が家では、基本的に食事の後の食器洗いは僕の仕事になっている。

理由は単純だ。

女性が食器を洗うと、手が荒れるから。

ただ、これもべつに、奥さんから言われて嫌々やっているわけでもないし、かといって「愛する妻の手を美しく保つために!」と悲壮な使命感を持って頑張っているワケでもない。わりと自然に洗っている。

その理由は、自分が育った環境による。僕の実家では、食器は父親が洗っていた。

なぜなら、父親は海軍上がりの海上保安官で、若い頃から食器洗いを舟の中でやらされていて、それが苦にならないと言うことと、せっかちなので食事を終えると母親が洗う前に自分でさっさと洗ってしまうという理由だ。

また、漁港育ちということもあり、子どもの頃から魚をさばいていたりしていたので、家でも魚をさばいて刺身にしたり、鮨ネタを作るのは父親の仕事だった。(昔は魚屋で刺身など売ってなかった)

そんなわけで、男子が厨房に入るのは実家では普通のことで、そんな家庭で育った僕も厨房に入るのも平気。食器を洗うのも平気、というわけだ。(料理は奥さんのほうがうまいので、僕はさせてもらえない)

だから、今どきの若い夫婦でも、奥さんがダンナに対して「食器洗いさえも手伝ってくれない」と文句言ったりすることもよく理解できない。

今どきの若い男子も、母親からは「男子も食器洗いをすべし」みたいに躾されていないわけだし、男子がそれをやるという文化もない家で育っているということだ。

このあたりにも、女性活躍推進の「見えない壁」というものが見える。

イクメンとか家事の分担とか政府やマス・メディアや女性がいくら言っても、そもそも男性にそのような文化がなければ(そのような文化で育ってなければ)、家事を女性と分担することなど、生理的、感情的に難しい。

女性の活躍推進のためには、まずは男の子の躾から、なのである。

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竹井善昭

CSRコンサルタント、マーケティング・コンサルタント、メディア・プロデューサー。一般社団法人日本女子力推進事業団(ガール・パワー)プロデューサー。

ダイヤモンド・オンラインにて「社会貢献でメシを食うNEXT」連載中。
http://diamond.jp/category/s-social_consumer
◇著書◇「社会貢献でメシを食う」「ジャパニーズ・スピリッツの開国力」(共にダイヤモンド社)。 ◇翻訳書◇「最高の自分が見つかる授業」(Dr.ジョン・ディマティーニ著、フォレスト出版刊)

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