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女子の声が届く社会にするために~ハリウッドのセクハラ問題、#metoo、#Timesupから考える~

◆ハリウッドで起こったセクハラ問題に対するムーブメント

2017年、「sexual harrasment」という言葉が、ハリウッドを駆け巡り、2018年に入った今も、次々とセクハラ事件が露呈しています。

きっかけはnewyork timesが出した、女優アシュレイ・ジャッドのハーベイ・ワインスタイン氏によるセクハラ告発内容と、当時警察が捜査した際の証拠品の記事。

その後次々と被害にあった女子の告発があり、ワインスタイン氏は映画界から事実上追放、またこの流れに乗るように、他の業界でも特にエンタメ界では数々のセクハラ問題が浮上しました。

この動きの中で、一般の女子たちも #metooというハッシュタグを利用し、セクハラを体験したことを告白しはじめ、それにより世界中で、誰にも言えず、女子たちが我慢し続けたセクハラ問題が莫大な件数起こっていたことが判明しました。

そして2018年、ハリウッド女優たちを中心に#timesupというキーワードのもと、企業や芸能プロダクションを中心にジェンダー格差やセクハラを撲滅する運動がスタート。

この運動を支持する人は、2018年1月7日のゴールデングローブ賞のレッドカーペットをブラックの衣装で統一するとして注目を集めたことは、記憶に新しいと思います。

今、セクハラ問題は、著名人の注目度と、メディアの利益、また多くの名もなき声によりやっと世界的に大きな「ムーブメント」となってきています。

なぜ今なのでしょうか。

また、なぜ世界中で声が上がる中、日本では声が聞こえにくいのでしょうか。

Hand drawing red circly around the words #MeToo

◆どうしてアシュレイは告発できたのか

そもそもアシュレイは、どうしてハリウッドの大御所を「敵に回す」ような行動がとれたのでしょうか。

大きく分けて2つの理由があったのではと考えられます。

①自身にある程度の社会的パワー、発言力が備わったため

②ジェンダー教育が幼いころからしっかりとされてきたため

アシュレイもセクハラを受けた直後はメディアへの告白はできていません。

ある程度女優としての成果や名声を得ることができてから、やっとメディアに告白がやっとできたようです。

もし仮に、ワインスタイン氏に映画出演を妨害されたとしても、他にきちんと認めてくれるプロデューサー、評論家がいることがわかっていたから、勇気を出して告白ができたのではないでしょうか。

また、アシュレイのジェンダー教育のバックボーンも一つ理由になりそうです。

アシュレイは、母子家庭で育ち、母、姉ともに歌手という芸能一家で育ったことで、女子であっても、芸能界で芯を持って生きていくことの大切さを身をもっきたのではないでしょうか。

また、実は彼女は大学で女子学を勉強しています。

権力や立場を利用して、性的な嫌がらせや恐怖を与えることは「しょうがないことではない」ということを認識しており、それが今回の告発につながっているとも考えられます。

◆日本でなぜムーブメントが起こらないのか

自身もセクハラを経験したことを発信する、#METOOは、ツイッターで拡散され、世界的ムーブメントとなりましたが、日本ではいまいち話題にもならずに終わってしまったように思います。

これはなぜでしょうか。

私が推測するに、アシュレイと全く逆の、2つの状況があります。

①女子の地位が相変わらず低い

②女子が声をあげると被害者なのにバッシングされる

①女子の地位が相変わらず低い。

その国で女子がいかに活躍しているかを数値にし、比較している「ジェンダーギャップ指数」をみると、日本は相変わらず低いです。

2917年はなんと、最低記録を更新し、144か国中114位となりました。

識字率をはじめ、教育については1位を誇るのに対し、女子の政治への参加(国会議員の男女比)⇒129位、管理職の男女比⇒101位等、女子の地位に関する数値が大きく足を引っ張っています。

これが、日本の女子たちが声をあげられない理由の一つなのではないでしょうか。

強い立場が弱い立場に、そのパワーを利用して強い態度をとるいうことは、残念ながら人間社会で多く発生していることです。

その「強い立場」にしばしば男性が、「弱い立場」に女子があたってしまうことで、セクハラが発生し、それが発生したとしても声をあげることができない環境となっています。

弱い立場が強い立場を、訴える、間違っていると指摘することで、より激しい嫌がらせになるのでは、降格や望んでいないキャリアの提示など不利益なことがおこるのではと思ってしまう。

すると、声を上げることすら、恐怖に感じてしまうのも当然でしょう。

こうして被害を受けても、沈黙するという他なくなることが、しばしば発生します。

②女子が声をあげると、被害者なのにバッシングされる

これは社会の根深い連帯感、女子軽視の問題ですが、被害者が声をあげることで、被害者がさらにバッシングされることが度々起こります。

被害者を周りが助けるよりも、力を持った加害者側につくこと(被害者側につかない)ことで、自分の立場上の安全を確保するため、また「そのくらいで」騒ぐものではない/被害妄想が強い、とみなされてしまう「あたりまえ」が存在しているために、被害者がさらなる被害者となっています。

これらを解決するには、ジェンダー知識は基より、女子の地位向上、また女子自身の自分達への評価を高めることが急務なのではないでしょうか。

◆本当の女子活躍社会を実現するために

働く女子の数を増やすだけが、女子活躍社会ではありません。

女子も男性と同党の発言力、影響力を持ち、さらに自信と自己肯定感を持った女子を増やしていくことが必要です。

影響力を持った女子たちが、女子全体の社会的地位を上げていくし、モチベーションを高め、周りの女子たちにも、自分もがんばろう・できるという雰囲気を作り出してくれます。

そんな女子を増やすには、頑張りたい、もっと上を目指したい、起業したい、前を向いてがんばりたい、そんな女子達を応援していくことが重要なのではないでしょうか。

もしご自身が女子であれば、周りを応援することはもちろん、自分も大切にされるべき存在であり、なにか嫌なこと、理不尽なことがあれば発言する権利を持っていることをどうか自覚してください。

また他の女子にも同等の権利があることぜひ理解して欲しいのです。

周りにパワフル女子がいないよ、という方、朗報です。

ガールパワ―は、起業を目指す女子、理系女子など、がんばる女子を応援しています。

もし、女子が発言を怖がり、いつまでたっても女子の活躍社会から遠いこの状況を打破していきたいと感じていただけるのであれば、ぜひ一度イベント等へご参加ください。

女子が社会にもっと積極的に参加することのメリット、パワーを感じていただけるでしょう。

セクハラの被害者で居続けるのではなく、社会の一員として発言ができるその中にぜひ一歩ずつ進めて行きましょう!

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Hanu

Hanu

社会人一年目の人材系営業女子。大学ではジェンダー学を学び、女性が自由に生きるための社会を目指してガールパワーユースに参加。趣味は海、旅行、ダンス。

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