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家事や育児に協力的な夫を見つける方法

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竹井善昭

プロデューサーGirl Power
ガールパワー・プロデューサー 株式会社ソーシャルプランニング代表取締役 マーケティング・コンサルタント メディア・プロデューサー

家事・育児に非協力的な夫に働き女子の不満

「夫が家事や育児にぜんぜん協力的じゃない」

このような不満を抱えている働き女子はあいかわらず多いようで、世の中には「いかにすれば夫が家事や育児に協力的になるか?」について書かれた記事も多い。

たしかにテクニック的なことも大事だ。なので、働く女性向けのメディアでも「家事・育児に協力的な夫の作り方」みたいな記事をよく載せている。

たとえば、こちらの記事
夫を上手に扱って家事・育児に協力してもらうコツ!

わりと典型的な夫操縦法の記事だと思うが、そのポイントは下記のとおり。

  • まずは夫の存在意義に対して感謝の意を伝える
  • 夫の気持ちの変化を待つ
  • 夫の意思による行動を大絶賛する

もちろん、これらの方法がまったく無駄とは言わない。感謝されたり絶賛されて悪い気がする人間はいないし、なにをやっても「当然でしょ!」という顔をされるよりうれしいのは当たり前だ。

しかし、家事や育児を手伝って、それを褒められたり感謝されてうれしいと感じる男性は、そもそも家事や育児に協力的な男性だとも言える。

人間が褒められて嬉しいと感じるのは、自分がそこに高い価値観を持っているからだ。

たとえば、ビジネス・パーソンに「仕事ができますよね」とか「スキルが高いですよね」とか言ってあげて喜ばれるのは、多くのビジネス・パーソンが「仕事」に対して高い価値観を持っているからだ。

にわかには信じられないかも知れないが、世の中には「イケメンですね」と言われても、あまり喜ばない男性もいる。しかも、若い男性でも、だ。

そういう男性はだいたい勉強ができて、スポーツもできて、美少年と言っていいくらいの美しい顔を持つ。そして文学や哲学を好む内省的な性格だ。内面を磨くことに価値観を持っているので、美しいビジュアルを褒められても喜ばない。むしろ嫌がる傾向にある。美しい顔をしているので、同世代や年下の女子からキャーキャー言われることにも慣れているが、ビジュアルの良さだけで自分のことを好きになる女子を、むしろ軽蔑していたりする。つまり、このようなタイプの美男子は、美しいことを褒めても賞賛しても喜んでもらえない。

ちなみに、そのようなタイプの美男子が好きになる女子は、ちょっと大人びた美少女で、そのような美少女はつきあう男性にビジュアル的な高さを求めないし、むしろブサメン好きも多いので、美男子には興味がなかったりする。世の中はうまくできているのか、うまくいかないのかよく分からないが、そんなわけで美女に対して「あなたの恋人(夫)はイケメンですね」と褒めてもあまり喜ばれない場合が実は多い。

だから、夫が家事や育児を手伝ってくれて、それで感謝したり賞賛したりすることはまったくの無駄ではないが、そもそも家事や育児をまったく手伝う気のない夫に効くかどうかはちょっと疑問だ。

「夫の気持ちの変化を待つ」というのは、もっと疑問で、手伝う気のない男性は、放っておいても未来永劫、手伝う気にはならないだろう。

「夫を家事・育児に協力させる方法」の記事によく出てくるもう一つのノウハウは「家事、育児のやり方を教えると協力的になる」というものだ。

これももちろん無駄ではない。手伝いたくてもやり方が分からないから手伝えない。そのように感じている男性が多いことも事実だろう。

しかし、これも前述と同様、そもそも家事、育児を手伝う気が無い男性には、やり方を教えても協力的にはならない。むしろ、教わることさえ拒否するだろう。それを無理に教え込もうとしても夫婦喧嘩の種を増やすだけのことだ。

男性が家事・育児に協力しない本当の理由

そんなわけで、家事や育児に協力しない夫を変えることは、女性が考えている以上にはるかに難しい。というか、ほとんど不可能だと考えた方がいい。

人間の価値観というものは基本的に変わらない。

よほどのことがあれば変わる場合もあるが、その「よほど」というのは、戦争に負けるとか、国家がなくなるとか、経済が崩壊するとか、インターネットが登場して社会インフラが変わるとか、そのレベルの話である。個人的な体験で「よほど」というのも、病気や事故で死にかけるとか、事業に失敗して破産するとか、そういうレベルの話で、普通に生きている中で価値観が変わることはまずない。妻にあれこれ言われたくらいでは変わるはずがないのだ。

家事や育児に協力しない夫というのは、ハナからそのような価値観を持っていない男性だということで、この価値観はまず変わらない。

多くの女性は誤解しているかもしれないが、家事や育児に協力しない男性は、家事や育児がめんどくさいとか、イヤだとか、疲れているからやりたくないと思っているわけではない。それは単に言い訳であって、本当の理由ではない。では、本当の理由は何か?

家事や育児を男性が手伝わなければならない理由が分からない。これが本当の理由だ。

人は理由が分からないものは、いくら教え込んでもやらないしできない。

昨今は「イクメン」とか言われて男性も家事や育児をやるもんだと世間で言われていることくらいは分かるが、なぜ自分がそれをやらなければならないのかが分からない。だから、家事も育児も協力的にならない。

家事や育児に協力的な夫を見つける方法

では家事や育児に協力的な価値観を持った男性を見つけて結婚するにはどうすればいいか?

それは、相手の男性の父親を見ることだ。

昔から男性は「結婚するなら、相手の女性の母親を見て結婚しろ」と言われるが、これは女性にも当てはまる。相手の男性の父親を見て結婚相手を決めた方が失敗は少ない。

家庭にはそれぞのの家庭の文化があり、男性も女性もその文化の影響を受けて育つ。そして、家庭の文化を決めるのは、基本的に父親と母親だ。

日本の男性の多くが家事や育児に協力しないのは、男性の父親が協力的ではなかったからだ。家事も子どもの育児・教育もすべて母親任せという家庭で育てば、そのような価値観を持った男性になるのは当たり前なのだ。このような家庭で育った男性に、家事や育児をやらせるのはかなり困難だろう。

だから、もし家事や育児に協力的な男性と結婚したければ、相手の男性の父親を見て、その家庭の文化を確認した方がいい。

ちなみに、僕の父親は海上保安庁に勤める船乗りで、今はどうか知らないが、当時はコックもいなかったので、船が出向すると、食事を作るのも皿洗いも便所掃除も、雑用はすべて若手の仕事だった。なので、父親も普段から掃除、洗濯、料理、皿洗いをやらされていたので、これをやることが苦にならない。

加えて、船乗りはせっかちなので、家庭でも食事が終わると、母親よりも早く食器を片付け洗ってしまう。

そんな家庭で育ったので、僕も男が家事をやるのは普通という価値観を持つようになった。料理は下手なので妻や娘に任せても、皿洗いは自分の仕事という感覚はある。

というわけで、これから結婚を考えている女子のみなさんには、ぜひ相手の父親をチェックすることをオススメする。

 

相手の男性が「ひとり暮らし経験があるから家事もやるだろう」と考える場合もあるだろうが、これも要注意だ。

たしかに、結婚するまで実家暮らしでなにからなにまで母親が面倒をみていた男性に比べたら、ひとり暮らし経験がある男性の方が家事への抵抗感は少ないかも知れない。しかし、独身時代は炊事、洗濯、掃除を自分でやっていた男性も、結婚したらそれは妻の仕事と考える場合もある。

なので、ひとり暮らしだからと安心せずに、相手の父親や家庭の文化をよくチェックすべきだろう。

では育児はどうか?

基本的に家事と育児は連動している。家事に協力的な夫は、育児にも協力的だと考えられる。家事にはまったく協力しないが、育児には協力的という夫は考えにくい。いたとしたら、それは単に夫が子どもと遊びたいだけの話で、育児とはちょっと違う話だ。

というわけで、家事や育児に協力的な夫が欲しければ、まず父親を見よ!なのである。

 

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竹井善昭

CSRコンサルタント、マーケティング・コンサルタント、メディア・プロデューサー。一般社団法人日本女子力推進事業団(ガール・パワー)プロデューサー。

ダイヤモンド・オンラインにて「社会貢献でメシを食うNEXT」連載中。
http://diamond.jp/category/s-social_consumer
◇著書◇「社会貢献でメシを食う」「ジャパニーズ・スピリッツの開国力」(共にダイヤモンド社)。 ◇翻訳書◇「最高の自分が見つかる授業」(Dr.ジョン・ディマティーニ著、フォレスト出版刊)

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