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安室奈美恵の引退に思う、女性が生き方を選ぶということ

安室奈美恵の引退は「もったいない」のか?

もう20数年前のこと、街中は細い眉毛、短いスカート、そして厚底ブーツを履いた女子で溢れかえっていた。安室奈美恵のメークやファッションを真似たアムラーのことである。同年代の人なら理解してもらえると思うが、安室奈美恵は私達世代にとっては憧れの存在でありパイオニアでもあった。アイドルのような可愛い容姿にも関わらずパワフルなダンスチューンでデビューし、数々の賞を獲った人気絶頂のときに「できちゃった婚」を堂々と宣言。従来のアイドルであれば迷いなく引退宣言をするところを出産後すぐに復活、その後シングルマザーとして一人息子を育てながらも精力的に歌手活動を続けてきた。そしてデビュー40歳の誕生日を迎えた9月20日、突然の引退を宣言し、また世間を驚かせた。メディアは一斉に安室奈美恵の功績をたたえると共に、人気の衰えない歌姫の引退を「もったいない」と報道をしたのである。確かに40歳になっても安室奈美恵の人気は衰えていないし、まだまだ2時間のライブをほとんど休憩なしで歌って踊っていることを考えると、早すぎる引退なのかもしれない。しかし、大事なことは「彼女が選んだ」ということではないか?

「自分らしさ」を選ぶこと

話題は変わり、毎年10月11日は国連が定めた国際ガールズ・デーである。元々は、全ての女の子の「権利」や「恐怖や暴力のない生活」に向けての活動を広く国際社会に呼びかける日として制定されたものである。その国際ガールズ・デーにあわせるかのように日本で映画「ソニータ」が公開される。「ソニータ」は児童婚から逃れるため、ラップで自らの運命を切り拓いた難民少女「ソニータ」を追ったドキュメンタリー映画である。絶望的な環境に生きながらも決して夢を諦めない、そして周りの常識より自身が信じた道を切り開いていく姿には誰もが感動するだろう。
もちろん山口も強く心を動かされた。それは単に可愛そうな女の子の健気な姿にではない。むしろソニータは日本人女性の多くが忘れている、もしかしたら諦めているのかもしれない、本当の自分、「自分らしさ」を誰よりも理解し、貫いたことにである。ガールパワーインサイトでも、日本には素晴らしい文化や慣習があることは取り上げてきた、そして、中には女性にとって「プレッシャー」や「見えない天井」となっているものも少なくないことも同時に取り上げてきた。

ある年齢になったら結婚はするものだ、結婚をしたら子供を産むのは当たり前、子供ができたらキャリアより家庭を優先するのは母親だ・・・

こういう環境の中で、果たしてどれくらいの日本人女性が本当に堂々と「自分らしく生きる」ことができているのだろうか。この問いかけを社会に投げかけるべく、今回「自分らしく生きる」をテーマにしたイベントを開催することにした。トークイベント登壇のパネリストは、一人一人は全く異なる生き方を選んでいるが皆さん本当に美しく、強く、そして自分に素直に生きている。本イベントでは、多様な生き方をし、様々な考え方を持った人たちと話すことでもう一度「自分らしさ」について考える機会となるだろう。
イベント概要
イベント名:Speak Out! Talk & Party
開催日:2017年10月7日(土) 13:00—15:00
会場名:渋谷DAIA (〒150-0043 東京都渋谷区道玄坂2-23-12 フォンティスビルB1) TEL:03-5489-3750
主催:一般社団法人日本女子力推進事業団(ガールパワー)
後援:ユナイテッドピープル株式会社
参加費:事前3500円(当日4000円) *2時間フリードリンク・軽食付き
イベント申し込み:https://passmarket.yahoo.co.jp/event/show/detail/01pq89z4cfd2.html

パネリスト登壇者プロフィール

Fit Me Order made フィットミー株式会社 代表取締役 星田 奈々子 氏
幼少時代をギリシャで過ごし、高校3年間は豪州へ単身留学。慶應大学を卒業後、1997年、(株)リクルートに入社。2006年、1万円台で叶うお洋服のフルオーダーメードサロン「Fit Me Order made」を創業。9年間、副業として事業を拡大。アパレル業界の常識を覆す事業モデルとして、数々のメディアに取り上げられる。2014年、出産を機にパラレルキャリアに終止符を打ち、「Fit Me」を本業に。現在、恵比寿にサロンを構え、全国でも展開中。一女の母。

NPO法人World Theater Project 理事長 教来石 小織 氏
2012年より途上国の子どもたちを対象にした移動映画館を開始。団体としてカンボジアの子どもたち33,000人以上に映画を届けてきた。2015年、日本武道館で行われたプレゼンコンテスト夢AWARDで優勝。著書に『ゆめのはいたつにん』(センジュ出版)。


株式会社イクスシード 代表取締役 如月 音流 氏
2月1日生まれ。北海道・稚内出身。携帯絵文字作家。個人で絵文字(アスキーアート)サイトを立ち上げ、メルマガ会員30万人の人気サイトに。上京後、「girlswalker.com(ガールズウォーカー)」の副編集長を経て、Webシステム開発・デザインなどを手掛けるニューハーフ企業を立ち上げる。現在、複数の企業の代表を務め、フォトグラファー、タレントとしても活動中。

ミセスワールド2016日本代表 山口 真紀
1978年1月2日山口県生まれ。人生100年とも言われる中、会社員としてだけではない人生も楽しみたいと、2016年ミセスワールド日本代表となり、2016年11月の韓国での世界大会に出場。その後、一般社団法人日本女子力推進事業団(通称 ガールパワー)のプロジェクトリーダーとして活躍しながら、2017年3月MAKI.JAPANを開業しパラレルキャリアをスタート。夢は、Forbsの最も影響力のある女性100に入ること。

モデレーター

ガールパワー 専務理事 大野 理恵

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山口真紀

山口真紀

MAKI Yamaguchi
1978年 山口県生まれ B型
2000年に九州大学工学部を卒業し、外資製薬メーカーに営業職(MR)として入社、その後市場調査、ポートフォリオマネージャーを経験し、現在、同社にて医療用医薬品担当ブランドマネージャーを務める。
2009年より明治大学専門職大学院グローバルビジネス研究科に夜間留学し、2011年3月に卒業(MBA修士)
ミセスワールド2016日本代表として活動中

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